人物ファイル

富士見町に誕生!!ゆるカワスポット八ヶ岳アルパカ牧場

黒アルパカ・ケンタくんが語る『僕たちが愛される3つの理由』

グッズ担当・伊藤紫音さんからのインフォメーション

「茅野駅につながるベルビア2Fでアルパカグッズを販売するお店『アルパカハウス』を運営しています。アルパカ100%のラグやクッションはもちろん、ペルーから直輸入した素敵な商品も多数取り揃えております。是非、遊びに来てください。」
ベルビアは木曜日定休、『アルパカハウス』は日曜日臨時休業
営業時間:10:00〜19:00
お問い合わせ:shionito@hotmail.co.jp

愛される理由その1『ふわモコ』

編集部小林(以下:こばくる)
「今日はよろしくお願いします。」
黒アルパカ・ケンタくん(以下:ケンタ
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
こばくる:「では、いきなりですが、体を触ってもいいですか?」
ケンタ:「はい、どうぞどうぞ」
こばくる:「ホントにふわふわモコモコですね。あったかそう。」
ケンタ:「僕たちの原産は南アメリカ大陸の高地(特にペルー南部)、海抜約3,500〜5,000メートルなんです。こういった場所は年間を通じて気温が低いので、動物達も自然と体毛が多くなり、毛足も長くなります。僕たちは元々ラクダの仲間なんですが、中東諸国で暮らすラクダと比べて体毛の差は一目瞭然ですよね。お互い長い歴史の中でそれぞれ適応していったということです。
そして、僕たちの毛は人々の衣類になります。カシミヤやウールよりも軽くて保温性が高いので人気があるそうです。
特に、生後1回しか取れない「ベビーアルパカ」は希少価値の高い高級素材となります。機会があれば一度手に取って確かめてください。」
こばくる:「ケンタくんは黒いですが、毛色は何種類くらいあるんですか?」
ケンタ:「毛色は約4種類。白、茶、黒、グレーです。中には白・黒・茶が混ざりあったアルパカもいます。白以外は染色できないのでペルーでは、白色の個体が多いですね。この牧場には白、茶、黒の3色のアルパカがいますが、黒は僕だけです。そして、ショーをするのも僕だけです。」
こばくる:「先ほど拝見したショーの中でケンタくんは、『チュー』をされてましたね。」
ケンタ:「最初は戸惑いました。でも、みんなが喜んでくれるからいいのかなと・・・。もちろん、チューは小さいお子さんや女性だけではなく、おじさんにもしますよ。一応、プロですから。でも、僕も男ですからぁ、どちらかと言えばぁ、きれいなお姉さんの方がぁ、何かモチベーションがあがると言うかぁ・・・。」

 

愛される理由その2『つぶらな瞳』

こばくる:「話を変えますね。それにしても、みなさん、穏やかというかのんびりのほほんと過ごされてますね」
ケンタ:「そうですね。ここ、富士見高原は僕たちにとってもすごく快適です。それにスタッフのお兄さん、お姉さんもやさしい人たちですから、ストレス無く毎日を過ごしています。」
こばくる:「ケンカとかはないんですか?」
ケンタ:「そりゃ、男同士は本能的に多少の縄張り争い的なこともありますけど、大したケンカにはならないです。
僕たちの先祖が南アメリカ大陸に渡ってきた頃には、天敵もたくさんいたと思いますよ。その頃は種を守るため、今よりずっと攻撃的だったことでしょう。でも、草食動物なんで基本は『逃げる』ですが・・・。その名残りか本気を出せば、時速40kmで走れます。ウサイン・ボルトさんにも勝てる速度です。(ウサイン・ボルト:時速37.6km)
今では、僕たちには天敵が殆どいません。それを証明するかのように母親になったアルパカは自分の子供を11ヶ月間もお腹の中で育てます。そして、昔から家畜として人間に守られてきましたから、穏やかな性格は今ではしっかりとDNAに刻まれてるのかもしれませんね。」
こばくる:「そのつぶらな瞳は生まれ持った穏やかな性格からきてるんですね。それにしても、ビックリする程、まつげが長いですね。」
ケンタ:「女性にはうらやましがられます。マスカラもツケマも必要ありません。ツケマをつける曲が世界中で大ヒットしてたそうですが、僕らの世界では考えられないですね。『つけまつける』ではなく『つけまつけない』です。(笑)」
こばくる:「・・・」
ケンタ:「そんな穏やかな僕たちですが、なでる時には注意も必要です。根は小心者なので、後ろからそっーと近づいて、お尻の辺りをなでられると本能で思わず後ろ脚でキックしちゃうかもしれません。特に妊娠中のお母さんアルパカはナーバスになってるので注意してくださいね。」

 

愛される理由その3『キレイ好き』

こばくる:「それにしても、さっきから不思議に思ってたんですが牧場特有の獣臭がありませんね。」
ケンタ:「そうなんです。僕たちアルパカは野生動物の中では特殊かもしれませんね。自分達では意識してないんですが、獣臭が少ないということは、牧場に来てくれる人たちや飼育員さん達にもとても喜ばれてます。」
こばくる:「何か特別な対策があるんですか?」
ケンタ:「いえいえ、そういう訳ではありません。牧場内をよーく見て下さい。特に地面の方。」
こばくる:「あっ、フンがない!!」
ケンタ:「そうです。これが他の動物たちと比べて圧倒的に臭いが少ない理由の1つです。みんなで1つの場所でしかトイレをしません。しかも順番待ちします。躾けられたからではなく、生まれつきです。後は、時々水浴びもします。これも臭いを抑える効果があるのかもしれませんね。だから、みなさん遠慮なく僕たちの体に触れてくださいね。」
こばくる:「それでは、ケンタくん、今日はお忙しい中、ありがとうございました。最後に一言ありましたらどうぞ。」
ケンタ:「八ヶ岳アルパカ牧場は、毎週末10:00〜16:00までオープンしています。(悪天候の場合は中止)時々僕のワンマンショーもやります。もしかしたら、毛刈りも見られるかもしれません。ファミリーでカップルで、もちろんおひとりでも大歓迎です。なんやかんや言って結構お父さんの方が僕たちに夢中になるかもしれませんよ。エサはガチャポンで買ってくださいね。それから、牧場内のビニールハウスの下では、僕たちアルパカグッズやペルー直輸入の珍しい商品も販売しています。寒い日にはセーターやカーディガンが喜ばれています。それでは皆さんにお会いできる日を“首を長くしながら”待っいます(笑)。チャオ!!」

 

※この記事は飼育担当の石橋濃青さん聖香さんご夫婦、グッズ担当の伊藤紫音さんへの取材を下に構成したものです。実際にはどれほど粘ってもケンタくんはしゃべってくれません。
ただ、アルパカさん達にはどれだけ眺めていても飽きない魅力があります。天気の良い週末は是非お出かけください。

 

  • アルパカ博士石橋濃青さんとケンタ

  • 調教担当の石橋聖香さんと一緒に礼!!

  • バンビちゃん

  • お昼寝中

  • 流し目もできるよ

  • 時には遠くも見る

  • ふれあい広場

  • グッズ担当 伊藤紫音さん

  • この看板が見つかればもうすぐです

  • 八ヶ岳アルパカ牧場

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